プライベート日記 |
怖い話 |
高校生の頃、部活の合宿でめちゃくちゃ古い旅館に止まったんですが 合宿に参加したのが12人だったので、部屋は6人6人で別れることになりました。 部屋を出てトイレまでの廊下に点在する日本人形や 壁に飾ってある掛け軸の裏からはみ出た御札など もうそういう施設なんじゃないかと思うほど訳ありそうな旅館で 齢16.17程の僕達は心底ビビってました。 合宿って部活の練習よりお泊まりの方がメインイベントですよね 僕達もまぁそこそこ楽しんで いよいよ就寝ってなりました。 最初のうちは「寝た?」「寝てない!」みたいな会話がありましたが 1人寝て、また1人寝て 会話が少なくなっていきました。 その時、端っこで寝ていたA君(仮名)の持っていたiPhoneが急に喋り出しました。 「それは出来ません。」 Siriの無機質な音声が部屋に響き渡り 何があっても起きないB君以外は全員叩き起されました。 A君は「まじでなに?」って感じで画面をのぞき込みました。 画面には「しね」という文字と、それに対するSiriの返事だけが書かれていました。 この出来事が10年前位の話っていうのと Siriとか技術の発展のスピードを考えると 僕は怖くてたまりません。 AIマジで怖い。 |